アンニョン豆腐

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【噛む大切さ】歯の健康寿命を延ばす為に普段の生活で心掛けること

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皆様は自分の歯の健康状態をどれくらい把握していますか?

 歯というのは物を噛むだけではなく、発声を助けたりバランスの良い表情を形成したりと自身の個性を最大限に引き出す重要な役割を担っています。

その大事な歯を長く健康に保つには歯磨き以外の正しい日常的なセルフケアが欠かせません。

今回はご自身の大切な歯を守る為に普段の生活で心掛けること、そして効率的に歯の汚れを落とす方法などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 そもそも歯が健康じゃないとどうなるの?

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歯周病などの口腔内トラブルを発症する

口の中に細菌が繁殖し歯に歯垢が溜まり続けると歯周病や虫歯などの口腔内トラブルを引き起こします。

歯周病の症状が進行すると歯と歯茎の間である歯周ポケットの溝が深くなり、歯を支える土台が弱くなることから食べ物の咀嚼が困難になったり、歯が自然に抜け落ちてしまうことがあります。

年齢を重ねるごとに歯周病の発症率とリスクは高くなっていくため「歯茎が赤くブヨブヨしている」、「歯磨きをした時に出血する」といった症状がみられる際にはすぐにかかりつけの歯科医院に相談する必要があります。

 

口臭がきつくなり周りに不快感を与えてしまう

口臭の原因にはストレスによる唾液の減少や肝臓疾患など様々ですが、ほとんどの原因は口腔内にあります。

特に虫歯や歯肉炎、歯周病は口臭の原因となるメチルメルカプタンを大量に発生させる上に治療をしない限り臭いを抑えることができません。

接客業やサービス業などの人と関わる頻度が多い仕事をされている方は自分が気付かないうちにお客様へ不快な思いさせている可能性もある為、口腔内疾患がある際は早めに治療しておかなければならないでしょう。

 

色々な病気を併発してしまう

歯の健康状態が悪くなり歯周病になると口内だけではなく全身にも悪影響を及ぼす可能性があります。

歯周病によって引き起こされる病気として、肥満や糖尿病、心臓病や骨粗鬆症などが挙げられます。

もちろん、歯周病だから必ず併発するというわけではありませんがこのように口内の健康状態が全身の健康状態と深く関わっているということを覚えておいてほしいのです。

特に最近は歯周病に含まれる最近の毒素がアルツハイマー認知症の発症リスクと関係しているという研究結果も報告されました。

 

大事な歯を守る為に普段の生活で心掛けること

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歯科医院へ定期的に通う

定期的に歯科検診に通うことで、初期の早い段階で虫歯や歯周病の治療が行える他、磨き残しで溜まっている歯石や歯垢を取り除ける為、長期的に歯を綺麗に保つことができます。

人によっては「歯医者さんは歯が痛くなってからいくもの!」という考えがありますがそれは間違いです。

歯周病や虫歯になってから通うと治療や完治するのに時間がかかる上、短期的なスパンで歯科医院に通わなければならなくなる為、時間や金銭的にも高コストになってしまいます。

定期健診を受診する頻度としては一般的には3ヵ月に1度、最低でも半年に1度見てもらうのが適切です。

 

なるべく口呼吸をしない

口呼吸をしてしまうと口の中が外部の空気で乾燥してしまい虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。

また、口呼吸が習慣になっていると舌の位置が正位置にキープされず歯に負担が掛かってしまう為、歯並びにも影響がでます。

特に寝ている間は無意識のうちに鼻ではなく口で呼吸をしてしまう人が多いので起床時に喉がイガイガしたり口の中が乾燥しているという人は要注意です。

口呼吸の自覚がある方は口周りの筋肉を鍛えたり口呼吸予防グッズを活用するなどして早めに口呼吸の癖を治しておきましょう。

 

実践してみよう!

口周りの筋肉を鍛える方法として「あいうべ体操」があります。

あいうべ体操は口を大きく開けて「あ~」「い~」「う~」「べ~」と発するだけの簡単な体操です。

この体操は口角を鍛えることができる他、口内環境の改善や小顔効果もある為、1日3分を目安に空いた時間を利用して実践してみましょう!

 

柔らかいものばかり食べない

「咀嚼」は自身の体の健康状態を左右する重要な本能です。

特に柔らかく食べやすい加工食品で溢れている今の現代社会は一度の食事に要する咀嚼の回数が昔と比べて明らかに少なくなっています。

柔らかい食べ物ばかり食べて咀嚼回数が減ると唾液の分泌量が減少していく為、口臭や虫歯の原因にもなります。

また、満腹中枢が刺激されにくくなり自然と食事の摂取量が増える為、太りやすい体になってしまいます。

食べたいものばかり食べるだけではなく時には噛むこと意識して食事をすることも体や歯の健康を維持していく上ではとても大切なことなのです。

 

 喫煙はできる限り控える

タバコに含まれる化学物質やニコチンなどの有害物質が体に入ると血管が縮小し血液の流れが悪くなります。

そのため、歯の健康に必要な酸素や栄養素が十分に行き渡ず細菌に対する抵抗力が低下してしまう為、自然と虫歯や歯周病にかかるリスクが高くなります。

また、タバコに含まれるニコチンが交感神経と副交感神経を刺激し唾液の分泌量が低下させる為、口臭の原因にもなります。

 

効率よく歯の汚れを落とすための大事なポイント

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自分にあった歯ブラシを選ぼう!

歯を効率的に磨くにはまず自分の歯の健康状態にあった歯ブラシを選ぶ必要があります。

歯ブラシの毛先は通常「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類に分かれており一般的な虫歯の予防ケアであれば「ふつう」を選びましょう。

しかし、歯周病や歯肉炎などで歯茎が弱っていたり歯を磨いた際に歯茎から出血が見られる方はこれ以上歯肉を傷つけないよう「やわらかめ」の歯ブラシで磨くことをオススメします。

また、歯ブラシには毛の硬さだけではなく毛先の形状や歯ブラシヘッドの幅など色々な種類がありますので何を選べないいか分からない場合にはかかりつけ歯科医院の先生に相談してみるのもよいでしょう。

 

歯を磨くタイミングを考慮する

歯を磨くタイミングを考慮することで効率的に歯の汚れを落とすことができます。

食後は食べ物によって口の中が酸化している為、食後すぐに歯を磨いてしまうと歯の角質を傷つけてしまう可能性があります。

そのため、食事をした後は水などの水分で口をすすぐか30分~1時間程度時間を空けて歯磨きをするのがよいでしょう。

また、就寝中は唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥してしまう為、細菌が繁殖しやすくなります。

夜はできるだけ就寝前に歯を磨くようにし、フッ素の先口液で口をすすぎ菌の繁殖を抑えるようにしましょう。

 

力は入れ過ぎず優しく丁寧に磨く

歯磨きはただ力を入れて磨けばいいというものではありません。

特に歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯の溝などは歯ブラシが届きにくい為、磨き残しが多くなります。

力を入れ過ぎないよう1本1本優しく丁寧に磨くことを意識しましょう。

また、歯磨きと並行してフロスや歯間ブラシを活用することでさらに効率よく歯の汚れを落とすことができます。

 

さいごに

歯の健康を保つ大切さについてお分かりいただけたでしょうか?

 

歯が白く健康であれば表情も豊かになる上に他の病気にかかるリスクを抑えることができます。

しかし、現代の医学では一度失った歯は元通りに戻すことはできません。

健康を支える大事な歯と一生涯付き合っていくためには自宅での予防ケアと定期健診が欠かせないのです。

また、本ブログを読んだことをきっかけに今一度、ご自身の生活習慣を細部まで見直し改善してみましょう。