アンニョン豆腐

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【ネット社会の闇】誹謗中傷はなぜ起きる?書き込む人の特徴や対処法をまとめてみた

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高額課金やネットストーカー、オークション詐欺などインターネット上でのトラブルは数多く存在します。

その中でも近年、社会的な問題としてメディアで取り上げられているのが、他のネットユーザーに根拠もない悪口や中傷コメントをする行為「誹謗中傷」である。

 

今回はその誹謗中傷をテーマに書き込んでいる人の特徴や誹謗中傷への対処法などについて簡単にまとめていきたいと思います。

 

ブログやSNSで誹謗中傷が起きやすい理由

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ブログやSNSなどのインターネット上で誹謗中傷が起きやすい理由は主に2つあると考えています。

1つは集団心理による感覚の麻痺。

人は集団になればなるほど本来もっている自我や規範意識、罪悪感が薄れ攻撃的になります。

これはリアルな人間社会だけではなく仮想空間であるインターネットでも同じことが言えるでしょう。

特にインターネットはリアルな人間社会に比べて1つのコミュニティに大量のユーザーが集まる為、集団心理による他者への反発性や攻撃意識が加速しやすいのです。

 

2つ目はネット上における個人の透明性である。

インターネットのコミュニティで他者とやり取りする際は基本、相手の身分が分かりません。

そのため、リアルな人間と実際に対話しているという感覚がなくなり、相手に対する配慮やマナーに欠ける発言が多くなってしまいます。

また、このはてなブログ同様ネット上には匿名で情報を発信できるツールがたくさんあります。

自身の個人情報を隠して発信できる分、発言に対する責任感がなくなり安易な気持ちで相手を叩いてしまうのです。

 

誹謗中傷を書き込む人の特徴

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嫉妬深い

インターネット上で誹謗中傷コメントを書き込む人の多くは嫉妬深い人です。

「自分はこれだけ時間と労力を掛けているのに結果がでない..」「あの人だけ評価されているのが納得できない..」など、他者と自分を過度に比べてしまう傾向にあります。

また、感情をコントロールするのが苦手な為、嫉妬や不満などのネガティブな感情を抱くと周りが見えなくなり、自分より優れているものに対して攻撃的になってしまうのです。

 

日常生活がうまくいっていない

インターネット上で見境なく他のユーザーを中傷したり批判している人はリアルな人間関係や仕事、プライベートがうまくいっていない可能性が高いです。

「日頃から上司や先輩に怒られている」「家族や友人と良好な関係を築けていない」「将来に対する希望や目標がない」このような不安と不満を常に抱えており、誰かを中傷したり蔑むことで自身の精神バランスを保とうとしているのです。

まあ、「仕事もプライベートも充実していて最高!」という人がわざわざ赤の他人を攻撃して自分の価値を下げたりはしませんよね。

 

偏った正義感

中傷コメントを書く悪質なユーザーの中には自分のやっている行為が正義だと勘違いしている人がいます。

「間違ったことを言っているのだから批判されてあたりまえ!」「自分の意見とは異なるからあなたの考えは間違っている」などユーザーの多く集まるコミュニティではこのような歪んだ考えが正義の思考であると思い込んでしまうのです。

 

誹謗中傷への対処法一覧

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相手にしない

書き込んでいる内容が抽象的であったり野次に近いコメントの場合は相手にせず無視するのが効果的だと思います。

怒りに任せて相手に反論してしまうと自分とのやり取りが拡散され炎上してしまうリスクがある上に「こいつは自分に構ってくれる存在」と認識され、その後もしつこくコメントされる可能性があります。

アンチユーザーというのはある意味「ネット上に溢れたノイズ」のようなものなのでこちら側が目を背けてしまえば存在しないと一緒なのです。

 

アンチユーザーをブロックする

あまりにも不適切且つ中傷的なコメントを繰り返すユーザーがいた場合はアカウント単位でコメントをブロックするという手もあります。

ブロックすることでアンチユーザーに対するストレスも緩和される他、重大なネットトラブルを未然に防ぐことができます。

ただ、ネットユーザーの中には新たに別のアカウントを取得して嫌がらせのように攻撃してくる悪質なユーザーもいますので根本的な解決になるとは言い難いです。

 

サイト管理者に削減依頼をする

名前、住所、顔などのプライバシーに関わる発言や自分の名誉をひどく傷つける書き込みをされた際はネット上に拡散される前にサイト管理者へ早急にコメントの削除を依頼しましょう。

SNSやブログ、ネット掲示板は基本的に他のユーザーに対する誹謗中傷や人格権の侵害行為を禁止しているため、削除基準を満たしていればサイト管理者がコメントを削除してくれます。

しかし、削除に時間が掛かったり削除要求が通らない場合もある為、後に弁護士や専門家に削除の相談ができるよう誹謗中傷を書き込んだユーザーの名前やIDを証拠として保存しておくようにしましょう。

 

ちなみに、はてなブログ削除ガイドラインは以下のようになっています。

policies.hatena.ne.jp

 

弁護士や警察に相談する

誹謗中傷による被害があまりにも深刻であったり、脅迫やストーカーなど自分や家族の身に危険が及ぶ可能性がある場合は弁護士や警察に相談するのがよいでしょう。

ただし警察の場合、被害に緊急性や危険性がないものに関しては対応してくれないこともあるため最寄りの警察署へ相談に行く前に各都道府県に設置されているネット犯罪に詳しいサイバー警察へ事前に電話相談することをオススメします。

 

加害者にならいないためには

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まず、自身が発信する情報やコメントに対して責任を持たなくてはなりません。

「匿名だからバレないだろう..」「どうせ自分のコメントなんてだれも読まないだろう..」と安易な気持ちで情報発信するのはあまりにもナンセンスです。

自身の発信する情報で特定の個人を傷つける発言はないか、発信する情報にデマやフェイクニュースが紛れていないかというのを公開する前にしっかり確認しておく必要があります。

そして、実生活に限らず「自分がされて嫌なことを人にしない」という人として当たり前の意識を持ってインターネットを活用していくことが大切です。

 

さいごに

SNSやブログは気軽且つ簡単に情報を発信し受け取ることのできる非常に便利なツールです。

ただ、使い方を一歩間違えれば誰かの心を深く傷つけてしまう凶器にもなり得るということを忘れてはいけません。

 

誹謗中傷を減らす取り組みとして私達ネットユーザーにできることは「絶対に加害者にならない!」「ネットで誰かの心を傷つけない!」という強い意志と信念を持つことだと思います。

インターネットが急速に普及している今の時代、「誹謗中傷」という社会問題をどう解決していくかがこれからのネット社会を生きる私達に課せられた課題なのです。