【覚えておくべき】あおり運転をされた時の適切な対処法と走行中に心掛けておくこと
近年、「あおり運転」などの悪質且つ危険な運転をするドライバーが増加しており、ネットニュースやテレビでも数多く取り上げられるようになりましたね。
もしかすると、この記事を読んで頂いている方の中には、「実際にあおり運転の被害を受けたことがある!」「あおり運転の現場を目撃したことがある!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな社会問題となっている「あおり運転」をテーマに、あおり運転の対処法や煽り運転に遭わないための対策などを紹介していきたいと思います。
それでは、ご覧ください!
「あおり運転」ってどんな行為?
あおり運転は特定の車両を後方から極端に車間距離を詰めて威嚇したり、前方で急ブレーキをかける、いきなり前に割り込んでくる、蛇行運転で進行を妨害するなどの行為が挙げられます。
他にも、特定車両に執拗にクラクションを鳴らし続ける、ハイビームやパッシングなどで相手を挑発したりプレッシャーをかけるなどの行為もあおり運転に該当します。
どれも最悪、死傷事故につながってしまう、極めて悪質かつ危険な行為なので絶対にしてはいけません。
あおられた時の適切な対処法
まずは後続車に道を譲ってみる
あおり運転に遭った際は必ず相手に道を譲りましょう。
まず、あおり運転を仕掛けくる人はせっかちで時間に余裕がなくイライラしていることが多いです。
このような人達に対して意地になって張り合ったり、クラクションで注意するなどの行為をしてしまうとさらに相手の怒りを増幅させてしまいます。
トラブルを回避するためにもまずは相手側の車の進行を優先させ、敵意がないことをしっかりアピールすることが大切です。
急ブレーキに対応できる車間距離を保つ
後ろの車に無理やり割り込まれたり、前方の車が蛇行運転で煽ってきた際は、相手側の急ブレーキに対応できる程度の十分な車間距離を保ちながら走行するようにしましょう。
また、割り込まれた際は焦って、急ブレーキをかけたりやハンドルを大きく切ってしまいがちになります。
そうなると、ガードレールへの衝突や後方車との追突事故などの2次事故を起こしてしまう可能性もあるので、あおられた際は焦らずに落ち着いた行動をとることが何より大切です。
停車する際は人目につきやすい場所に止める
相手がしつこく追いかけてくる場合はサービスエリアやコンビニなどの人目につきやすい場所に車を停車させるようにしましょう。
あえて人目がつきやすい場所に停車させることにより、相手からの暴力やものを投げてくるなどの危険な行為を防ぐことができる他、相手が容疑を否認した際などに目撃者の証言やサービスエリアにある監視カメラの映像などを用いることができます。
車の窓は絶対に開けずにその場で警察へ連絡する
車を停車させた際には、窓は絶対に開けずにそのまま警察へと連絡をします。
激昂している相手は車体を蹴ったり、窓を叩いてくるかもしれませんが、気にせず車内に閉じこもり警察が来るのを待ちます。この時にスマホなどで相手とのやり取りや相手の音声などを録音しておくことが重要です。
また、車から降りてきた相手が冷静で話ができそうな場合であっても、ドアと窓は絶対に開けず、必ず警察を介して話し合うようにしましょう。
あおられない為の事前対策と走行中に心掛けること
ドライブレコーダーとドラレコ搭載ステッカー
ドライブレコーダーは事故の過失割合を判断する際に使用されたりしますが、あおり運転の現場をおさえる証拠品としても活躍します。
ドライブレコーダーを搭載する際は前方だけではなく、車体後方や360度撮影できるタイプのものをなるべく選ぶようにしましょう。
また、ドライブレコーダー搭載ステッカーを車体に貼ることであおり運転への抑止力をさらに上げることができます。
「あおり運転?」と誤解されるような運転をしない
追い越し車線をゆっくり走ったり、高速道路で前方車との車間距離を詰めて走るなど、相手から見てあおっていると判断されるような運転はしてはいけません。
また、車の運転に大切なことは歩行者や他のドライバーの立場になって考え判断することです。
少しでも相手に不信感や不快感を与えないよう、相手の身になって考え常識的に運転をするよう常日頃から心掛けておくようにしましょう。
常に時間や心に余裕をもって運転する
時間や心に余裕がない状態で運転をすると、周囲への注意力が散漫になる他、焦りや苛立ちの感情から、正しい判断が出来なくなってしまいます。
そうなると、法定速度を超過したり、無理な割り込みをするなど、重大事故やあおり運転などのドライバー同士のトラブルに巻き込まれてしまう可能性も高くなります。
こういったトラブルに遭わないためにも運転する際は心と時間に余裕をもった、ゆとり運転をすることが大切です。
初心者ドライバーはあおり運転の標的にされやすい!?
初心者ドライバーというのは、事故を起こしたくないという思いが強いことから、ブレーキを過度に踏み過ぎてしまったり、後続車が詰まってしまうくらいゆっくりとしたスピードで走ってしまうことがある為、周囲のドライバーからの反感を買いやすいです。
また、世の中には自身の存在や運転技術を誇示するため、故意に初心者ドライバーをあおる、悪質なドライバーも存在しますので、初心者マークが外れるまでの1年間はできる限り、運転歴が長いドライバーに同乗してもらうのがよいでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
あおり運転は平成29年から全国での摘発件数が急激に増えており、今年の6月には煽り運転の厳罰化に向けた「妨害運転罪」が創設されるほどの社会問題となっています。
いつ自分や自分の家族にあおり運転の被害が降りかかってくるか分からない今、
いざという時のためにも、あおり運転の対処法や事前対策などの予備知識をしっかりと頭の中に叩き込んでおきましょう。
今回もお読みいただきありがとうございました。