アンニョン豆腐

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私がうつと診断されるまでに起きた体の異変(心の風邪になった時の話)

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今や世界に推定3億人以上いるとされるうつ病患者、特にストレス社会と呼ばれる日本では年々、患者数が増加しており、生涯の間におよそ15人に1人がうつ病を経験しているそうです。何とも世知辛い世の中になってしまいました...

実は私も、社会人2年目の時にうつ病になってしまった。今の時代では珍しいことではないかもしれないが、少しでも共感できる人や参考になる人がいればと思い、その時のことを振り返り、記事にしてみました。

 

 

うつになった要因

私の場合、明確にこれがうつになった原因や出来事というのはなく、仕事のストレスや、将来の不安、私生活での悩みなどが重複してうつになりました。

強いて挙げるならば、やはり人間関係での悩みというのが大きかったと思います。また社会人になってからは趣味や好きなことに没頭できる時間がなくなった為、ストレスが発散出来ないまま生活していたのも私がうつになった要因の一つです.

 

体に起きた異変を段階ごとに

 Step1 夜眠れなくなり、日中急激に眠たくなる

いわゆる不眠症になりました。会社に出勤してから少し時間が経つと仕事に集中できないくらいの眠たくなり起きているので精一杯でした。

そして家に帰り寝ようとすると、眠れないという日が続きました。

 

Step2 食欲が落ちる

元々、他の人に比べたらかなり食べるほうなんですが、自分でもびっくりするぐらい、食べ物が喉に通らくなくなり、朝は何も食べないことが当たり前になった。

 

Step3 何をしても楽しくなくなった

休日になって、好きな漫画や本、ドラマを見ても面白いと感じなくなり、物事に対する好奇心がなくなったように感じた。

 

Step4 突如、猛烈な不安と虚しさの感情が押し寄せてくる

仕事中や家に帰った後、特に布団に入って寝ようとしている時に不安などの負の感情が押し寄せてきました。

 

Step5 倦怠感や片頭痛が起こるようになる

寝れないことで疲れが取れないことやストレスにより体がだるく感じられ頭痛が生じる。特に朝が酷かった。

 

Step6  明日を迎えるのが怖くなる

常に気分が落ち込んでいることや何をしても楽しくないことから、平日休日問わず、明日を迎えるのが憂鬱になった。

 

診断後の生活

私は在職していた会社を退職してから初めて心療内科に通い、うつと診断されました。

診断後は自宅療養で、病院から処方された薬を飲みながら通院生活をしました。森や山などの自然を見たり、太陽の光を浴びることが良いと聞いたので、音楽を聴きながら散歩したり適度な運動をするなど、なるべく外出するようにしました。

収入がないので、無理のない程度にアルバイトを始め、通院から半年くらいで症状が落ち着きました。

 

うつになったことをきっかけに変わった価値観

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職場やプライベートでの他人との接し方

職場だからとはいえ、無理に全員と仲良くする必要はなく、苦手な人がいれば関わらず距離を置くことも大切ではないのかと考えるようになりました。

これは職場だけではなく、学校やプライベートでも言えることですが、苦手な知り合い、同級性や部活の先輩、職場の上司など、所詮は赤の他人で一生付き合っていくわけでもない。転職や卒業してしまえば、たぶん一生会うこともないだろう。

人生の大事な時間を環境さえ変えてしまえばいなくなる存在の為に悩んで費やしているのは勿体無いことでないかと思うようになりました。

 

自分の人生をどうすればもっと豊かにできるか

常に自分のやりたいことや目標を明確にしていくことが大切なのではないかと思いました。

人によって目標は様々かと思いますが、世界旅行に行きたい、自分の家を建てたい、結婚したい、などの大きい目標から、欲しいゲームを買いたい、気になっているお店に行きたいなど、目標ならなんでもいいと思います。

目標もないまま、ただ朝起きて、仕方なく仕事に行き、帰ってきてご飯を食べて寝るという生活が習慣と惰性になってしまえば、仕事のモチベーションも下がりますし、楽しくありません。

大なり小なり実現可能な目標を常に掲げて、達成していくことができれば自ずと自分の幸せが見えてくるのかもしれません。

 

まとめ

うつ病はだれにでも起こりうる病気であり、何度でも再発します。私も再発する可能性は十分にありますし、ある意味一生付き合っていかなければいけないのかもしれません。

今、仕事や学校生活で悩んでいる人やうつの前兆がある方は重篤化する前に体から発する危険信号を見逃さずしっかりと休みましょう。また誰かに相談したり、悩んでいる環境から距離を置くことも時には大切なことです。