アンニョン豆腐

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なぜ職場に最低でも一人は苦手な人が存在するのか(人間関係について)

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アルバイトやパート、転職や転勤、他の部署に異動などした際、一番不安になるのがその職場での人間関係ではないだろうか。

働く前は誰もがその職場での良好な人間関係を目指し努力するが、だいたい働き始めて数週間経つと最低でも1人以上は苦手な人間が鮮明に浮かび上がり、自分が目指していた人間関係を築けるケースは少ない。

もちろん世の中には「私の職場はみんな仲良しで苦手な人なんて1人もいない!」という人もいるかもしれないが、それは本当に稀なケースである。

今回はその職場にいる苦手な人との向き合い方と良好な人間関係について、人間関係に悩んだ私なりに考察していきたいと思います。

 

 

なぜ苦手と感じるのか

人を苦手と感じる要因は人それぞれあるかと思います。

人の話を聞かない、無口、悪口を言う、愛想がない、態度がでかい、無視する...等などの相手側の印象やアクションなどに対して苦手意識を感じることや、そもそも人に興味がない、人見知り、相手に対する先入観や過去のトラウマなど自身の性格などからくる要因も挙げられます。

 

職場という環境は人を嫌いになりやすいうえに嫌われやすい

有名な心理実験に「スタンフォード監獄実験」というものがあります。これは被験者である数人の大学生を看守役と囚人役に分け、刑務所に模倣した環境で実際に生活をさせその行動を観察するというものです。実験が開始され数日経つと、看守役は看守らしい行動を囚人役は囚人らしい行動をとるようになり、次第に発言や行動もエスカレートしていきました。

このことから人は集団の環境下において、権威や肩書きを与えられれば、その役割を演じてしまうことが分かりました。職場というのはまさにこの「スタンフォード監獄実験」の縮図と言えるでしょう。

職場は部下と上司、先輩や後半など、役職や立場のことなる、不釣り合いな関係性で成り立っています。

このような環境下では人は感情的になりやすいうえに権威や立場を自分が思っている以上に誇示してしまうのです。

 

苦手な人への対処法

職場での苦手な人への対処法は結論「関わらない」ことだと思います。関わりをもたないといっても露骨に苦手なアピールや無視など態度に表しては絶対にいけません。仕事に関する必要最低限の会話、受け答え、挨拶は必要です。

私の考える「関わらない」というのは、相手に自己主張をしない、相手のことに踏み込まない、あまり会話を広げないなど、自分との接点を作らないことです。

逆に相手の良い部分や尊敬できる部分を見つけ距離を詰めるということもできるかもしれませんが、たいてい自分が苦手と思っている人は相手側からみても自分を苦手な人間に見ていることが多いですし、苦手な人間を時間と労力を割いてまで無理に好きになる必要なんてないのです。

そして職場というのはそういうドライな関係があってもいい場所だと思います。

 

「良好な人間関係=仲良し」ではない

私の考えでは良好な人間関係とは仲良くすることではありません。大切なのは、「周りの人間と最適な距離を保っていること」です。

嫌いな人、尊敬できる人、苦手な人、仲の良い人、自分を取り巻くこれらの人達が、自分から見て適切なポジションに立っているかということやあなたにとって、もっともストレスがなくあなた本来の姿でいられることがベストな環境なのです。