「冷え性」は万病のもと!?毎日の習慣を見直して体の代謝や免疫力をアップさせよう!
夏から秋、秋から冬などの季節の変わり目に寒さと共に訪れるのが「冷え性」。
冷え性は女性ならではの悩みだと感じている方もいますが実は近年、男性でも冷え性に悩む方が増えています。
放置すれば様々な病気を引き起こす万病のもと冷え性は本格的な寒さが訪れる前にしっかりと改善しておくことが大切です。
そこで今回は老若男女問わず悩まされる冷え性の改善方を簡単にご紹介したいと思います!
冷え性の主な原因
睡眠不足や偏った食生活
睡眠不足や偏った食生活による生活習慣の乱れは冷え性になる大きな原因です。
特に今の時代は高塩分、高カロリーのおいしくて安い加工食品が世に溢れていることから栄養バランスが偏りやすく心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病になるリスクが高くなっています。
野菜不足は体の免疫力にも大きく影響するので風邪やインフルエンザが流行する寒い季節は積極的に野菜を含んだメニューに取り入れるようにしましょう。
筋肉の衰えや筋肉量の減少
筋肉は血液の循環を促進したり適切な体温を保持するなど人間の生命活動には欠かせない重大な役割を担っています。
その筋肉量が運動不足により低下したり加齢と共に衰えてしまうと体の隅々まで血液を循環させることができず熱の生産量も減少してしまう為、血液の届きにくい手足が冷えやすくなります。
特に女性はもともと筋肉の量が少ないので男性に比べて冷え性に悩まされる方が多いです。
ストレスによる自律神経の乱れ
ストレスにより体の自律神経が大きく乱れると血管が縮小し血の流れが悪くなる為、体に備わっている体温調節機能がうまく働かなくなります。
特に室内と屋外での温度差が激しい冬や夏の季節は気温によるストレスで自立神経が乱れやすいので要注意です。
また、自律神経は女性ホルモンとも密接な関係があります。
ストレスにより女性ホルモンが低下すると新陳代謝の機能が低下し血行が悪くなるため普段の生活より体の冷えを感じやすくなります。
冷え性からなる体の不調
むくみや体の疲労が溜まりやすい
冷え性になると体内の水分代謝の活動が悪くなり老廃物などの体内に不要な水分が流されずそのまま残留してしまう為、足がむくみやすくなります。
また、体の冷えによる睡眠の質の低下により疲労感が解消されず頭痛や倦怠感といった風邪にも似た症状が現れることもあります。
睡眠の質は自律神経のバランスにも大きく影響しているおり放置しておくと不整脈など他の病気を引き起こす可能性もあるため注意しましょう。
膀胱炎になる
体が冷えたり疲労で免疫力が落ちると尿道に溜まる細菌を退治できず膀胱炎を引き起こしてしまいます。
膀胱炎は排尿時に痛みを伴ったり尿意が頻繫に訪れるなどの日常生活に支障をきたす症状が現れるのが特徴です。
一度落ち着いても繰り返し症状の現れる慢性膀胱炎もあるので気になる方はすぐにかかりつけの医療機関に相談しましょう。
腰痛や腹痛
体温が落ちると血管が縮小し背中周りの筋肉が硬くなってしまうため腰や肩に痛みやだるさを感じるようになります。
また、体の機能が低下し胃腸の働きも悪くなることから腹痛や下痢といった症状が現れることもあります。
冷え性を改善する5つの習慣
栄養バランスを考慮した食事をする
今の時期はなるべく体の冷える食品や飲み物は控えて栄養バランスに偏りのない体の温まる食事をとることが大切です。
体の温まる食材の代表例としてカボチャやニンジン、大根などの陽性食品が挙げられますがその中でも生姜は冷え性予防の定番食材として挙げられます。
生姜には「ショウガオール」という血の流れを促進させる成分が含まれておりその成分が人間の体表を持続的に温める機能を果たします。
しかし、体を温める「ショウガオール」の成分は生の生姜にはほとんど含まれておらず、熱を加えることで初めてショウガオールの成分が構築され生み出されます。
そのため、体を温める際は生の生姜ではなく火を通した生姜料理が効果的なのです。
逆に生の生姜には免疫力の向上や殺菌作用がある為、風邪などの体調が悪い日は生の生姜をすりおろしてうどんやおかゆに溶かして食べるのが効果的です。
適度に運動して代謝や筋肉量を上げる
習慣的に適度な運動をすることで体の筋肉量や新陳代謝が向上する上に基礎体力がアップして太りにくい体を作ることができます。
理想としては普段より少し歩幅を広げたウォーキングやジョギングを1日30分程度行うのが効果的なのですが仕事が忙しくて運動をする時間や気力がないという方は通勤の行き帰りで有酸素運動を意識したウォーキングやエスカレーターを使わず階段を利用するだけでも普段の生活以上にカロリーを消費することができます。
また、運動して汗をかいた後は体が冷えないようしっかりとタオルで汗を拭きとることも大切です。
秋の過ごしやすい時期に冬の寒さに備えた身体作りをしておくことも冷え症予防に繋がります。
短時間でもいいので運動をする習慣を身につけておきましょう。
入浴法を変える
「入浴」は体の汚れを取るだけではなく血の流れや代謝を活発にし、効率的に体を温める効果があります。
特に冷え性の方は熱めのお湯に長時間浸かるのではなく38度から40度くらいのぬるめのお湯に15分から20分程度浸かるのが効果的だと言われています。
42度以上の比較的熱めのお湯に長時間浸かると血圧が急激に上昇し体力を消耗してしまうのでかえって体が疲労状態になってしまいます。
できるだけ秋や冬の寒い季節は体を芯からポカポカ温められるようぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。
また湯船に浸かる際に香りのある入浴剤を入れたりマッサージをすることでリラックス効果を高めることができます。
体を温めるアイテムを身に着ける
日常的に体を温める温活グッズやアイテムを利用して冷え性を予防することも大切です。
個人的に温活グッズの中でオススメしたいのは「腹巻」と「レッグウォーマー」。
腹巻は内臓など体の深部から体温を上げることができるため足のむくみや冷え性からなる腹痛や便秘を改善できることがあります。
レッグウォーマーは就寝前などに着用すると足首にあるツボが刺激され普段よりリラックスした状態で眠ることができます。
他にもオフィスでも使える電子カイロや湯たんぽ、電子カーペットなど色々なおしゃれで可愛い温活グッズがありますので冷え性に悩む方は日常生活に取り入れてみましょう。
ヨガやストレッチをする
硬直した筋肉をストレッチやヨガでほぐすことにより血行不良が改善され冷え性からくる症状を緩和することができます。
特に下半身を中心にしたストレッチやヨガは腰痛改善、血行促進に効果があるのでオススメです。
また、通勤の電車やオフィスワークの休憩中でもできる簡単なストレッチもあるので寒さを感じた場合は定期的に実践してみてください。
改善されない場合は..
生活習慣を見直しても冷え性に改善の兆候が見られずむしろ症状が悪化している場合は医療機関を受診することを視野に入れましょう。
血圧や血液検査から冷え性の原因を探ることができるかもしれませんし冷え性ではなく別の病気が隠れているかもしれません。
特に寒気、頭痛、関節の痛みなどインフルエンザや風邪の症状と酷似している部分もある為、気になる場合は早めに医療機関を受診することをお勧めします。
まとめ
冷え性は男女問わず誰にでも起こりうる症状のため「冷え性だから問題ないだろう..」と軽視されがちです。
しかし、放置すると腰痛や膀胱炎などの様々な症状を誘発しその症状のよっては日常生活に支障をきたしてしまう可能性もあります。
そうならないためにもまずは自身のライフスタイルを細部まで見直して改善できる点は少しずつでもいいので変えていく努力をしましょう。
また、症状が深刻な場合は一人で悩まずに専門医に直接相談することも大切です。
体調を崩しやすいこれから迎える冬のシーズンを楽しく且つ元気に乗り切れるように今のうちから寒さに負けない丈夫な体作りを始めておきましょう!